「FFってこうだったよなぁ~」を感じる大作!
「FINAL FANTASY LEGENDS 光と闇の戦士」は、スーパーファミコン時代のFFの世界観やシステムを受け継いだゲームだ。
RPG好き。
FFの中でもとくに「Ⅴ(ファイブ)」好きとしては、まったくもって堪らないゲームだったよ。
序章のシナリオまでが無料で、その先は値が張るけどまったく損をしたと思わない !良移植作になっている。
物語&システムであの頃を思い出す
物語の舞台は「クリスタル」が世界に力を与えているファンタジー世界。
プレイヤーはそこに住む様々なキャラとなり、クリスタルをめぐる冒険へと旅立つ。
今作は群像劇のように章ごとに操作キャラや視点が変わる作りになっていて、特定の主人公が存在しない。
各パートごとに場面が変わり、最終的に結束するクライマックス感が引き立つ構成になっている。
戦闘はシリーズでおなじみ、コマンド選択中もリアルタイムで時間が流れるATB(アクティブタイムバトル)。
さらに、「すっぴん」「戦士」「モンク」など職業をかえながらキャラを育成するジョブチェンジシステムも搭載されている。
物語の構成は「FF6」っぽく、システムや話の雰囲気は「FF5」に近い印象を受けた。
見事にド・ストライクな世代なので懐かしさを感じつつ遊べたさ。
遊びやすさは進化した!
本作は基本構成を過去作に準拠しつつ、遊びやすさの面でパワーアップしている。
まずは「オートバトル」機能の追加。
戦闘中にオートボタンを押すだけで自動で戦闘を進められる他。戦闘速度も増してテンポが良くなり、一度戦闘が終わっても継続的に機能しているのは良いね。
RPGの戦闘は作業的になりがちなので、ボタンを押す動作を減らしてくれるこのシステムはすごく助かる。
また、他のFF移植作にはなかったそうび→「最強」がやっと追加され、ジョブチェンジで外れる装備品を一発で装着できるようになった。
音楽面でも当時の楽曲がリファインされているため、懐かしさと興奮を覚える良BGMになっている。
ただ、グラフィックについては、ドット絵の質感をなくしてチープさだけを残したような絵なので、好みにもよるが個人的にはそこだけ残念だと思った。
FFの過去作を遊んだ人はもちろん、未プレイなRPG好きにもオススメしたいゲームだ。
ゲームの流れ
各キャラの名前を決めて物語をスタートさせよう。
今作は、群像劇のようなつくりになっていて序盤は各キャラごとの視点で物語が進んでいく。
戦闘は過去作でもおなじみのATB(アクティブタイムバトル)。
今作にはオートモードもついているため、戦闘操作がかなり楽になった。
フィールドや街の中での移動はバーチャルパッドで行う。
画面上のどこかをタッチすると出現し、2回タッチすると話すや調べるを行う。